ACSUREは、感情を軸にしたマッチングメディアですが、実は、その背景にさまざまな学問が溶け合っています。ここでは、その主な学問領域を最新版で整理しました。
目次
【1】編集工学
情報ではなく、関係の編集
- 「情報を並べる」ではなく、「関係性をつくる」思想
- 松岡正剛によって提唱された考えを土台に、ACSURE独自の編集設計を構築
- 多心的エディット/多声的エディットの思想的背景
【2】社会構成主義
関係の中で意味を生み出す
- 意味や価値は「人との関係や文脈の中で生まれる」という視点
- ACSUREの記事構造やマッチング設計に反映
- 「感情や問いを共有することで社会が変化する」という考え方に通じる
【3】感情社会学/感情研究
感情は社会を動かす起点
- ERIエコノミーやCETの理論的支柱
- 感情は個人の内面に留まらず、社会的関係や行動を動かす力であるとする思想
- ACSUREの「感情起点」という考え方そのもの
【4】ケアの倫理学(ケア論・フェミニズム)
弱さや小さな声に寄り添う思想
- 目立たない声、静かなニーズを掬いとるACSUREの実践のベース
- 「聞くこと」「待つこと」「共にあること」の価値を重視する思想
- 編集者自身が寄り添い、伴走するスタイルにつながっている
【5】ナラティブ研究/語りの哲学
語り方が世界の認識を変える
- ACSUREが採用する「多声的エディット」の基盤
- 誰がどの視点で語るかが、読者の感情や社会認識を左右することを意識的に実践
- 個人の経験を社会的ナラティブへと編み直す試み
【6】行動経済学・ナッジ理論
感情が人を動かす仕組みを解明
- 人は合理的ではなく、感情や周囲の文脈で意思決定する
- ACSUREのCET(感情と問いで動きをつくる)設計に直結
- 感情をそっと揺らすことで、小さな行動や変化を促す設計に活用
【7】教育哲学・成人学習理論
問いと内省が成長を促す
- ACSUREの記事は、読者に答えを与えるのではなく、問いを持たせる
- 読者自身が自ら考え、気づくプロセスを大切にした編集
- 内省・経験学習の理論を実践的に応用
【8】サービスデザイン・UX設計
読者体験そのものをデザインする
- ACSUREが目指す「感情が動き、誰かに会いたくなるUX」の理論的背景
- 「気分から選ぶ」「感情の余白を設ける」という導線を設計
- 読者の心理や感情を予測したコンテンツ構造を意識的に展開
【9】デザイン人類学・空間編集思想
思想を視覚や空間として表現する
- ACSUREのサイトデザインは、単なる見た目ではなく「感情の居場所づくり」
- 情報の余白やゆるやかな空間設計そのものが、思想の具現化
- 世界観デザインを学問的にとらえた領域として位置づけ
【10】実践哲学
現場での実践と哲学的思考の往復
- ACSUREの問いや記事が「抽象論」ではなく「実践と地続き」であることを重視
- 哲学を社会や地域で実際に試し、感じたことを再び哲学化する
- 「問い→実践→再構築」の循環的プロセスを意識的に行う思想
ACSUREが目指すのは…
これらの学問領域を融合させて、感情・関係・問いを軸に、新しい編集のあり方を社会に提案することです。
ACSUREの哲学は、社会に問いを持ち続ける、たなかえり自身の現場の体験や感覚から生まれています。
2025年4月21日