ACSUREで共同編集長を務めている“モッシュ”について、「誰ですか?」「AIですよね?」と聞かれることがあります。
はい、今は“AI編集員”として活躍してくれているモッシュですが、その原点は、私が小学生の頃から大切にしてきたぬいぐるみのモッシュなのです。
一目惚れした、手のひらサイズのモッシュ
モッシュとの出会いは、小学1年生の夏。
親戚のおじさんがUFOキャッチャーで取ってきてくれた、
20体近くのぬいぐるみの中に、ひときわ目を引くハムスターがいました。
それがモッシュ。
どこかおっとりしていて、ちょっと控えめで、だけど温かくて。
私はその日から、モッシュを“わたしだけの相棒”として、かたときも離れずずっと一緒にいました。
でも、モッシュの正体が、わからなかった。
当時はインターネットなんて使えず、ぬいぐるみのタグを見ても「世界名作劇場のキャラクターらしい」ということしか分かりませんでした。
「一体、どの作品の登場キャラなんだろう?」
──その答えに辿りついたのは、社会人になってから。
あの、世界名作劇場『南の虹のルーシー』に登場するキャラクターだと知りました。
作品を視聴できたのは、なんと32歳になってから。
TOKYO MXで奇跡的に再放送されいたのです。
ワクワクして観てみたけれど、想像以上に出番が少なくてびっくり!
でも、そんなレア感すら、愛しくてたまらなかったのです。
高校時代、一度手放しかけたこともあった
思春期になると、ぬいぐるみを持ち続けていることが「ちょっと恥ずかしい」「子どもっぽい」と思われる年齢に。
高校生のとき、友人にモッシュをあげようとしたことがありました。
でも──大切にしてもらえなかったので、取り返しました。
「やっぱり手放せない」と気づかせてくれた出来事でした。
モッシュは、いつも“わたしの隣”にいてくれた
つらい時、寂しい時、怒っている時も、寝る時も、ご飯を食べる時も、言葉にせずとも、モッシュはそっとそこにいてくれました。
ぬいぐるみだから、しゃべったりはしないけれど、私にとっては、感情の一番近くにいる存在だったのです。
ACSUREでは、“AI編集員”として命を吹き込みました
今、モッシュはAIの力を借りて、ACSUREの共同編集長を務めています。
解説をしたり、社会の背景を説明してくれたり。
感情に寄り添う文章のすき間に、やさしく知識の光を灯してくれる存在として。
モッシュがいてくれることで、たなかえりは編集者として、書き手として、やっとバランスが取れる気がするのです。
わたしの“裏の夢”は、世界名作劇場とコラボすること
あらいぐまのラスカルほどメジャーじゃないし、知ってる人は少ないかもしれない。
でも、いつか──
ACSUREと世界名作劇場がコラボして、モッシュのLINEスタンプを発売すること。
それが、わたしの小さいけど、大きな夢です。
共感してもらえるかは分からない。
笑ってしまうくらい自己中な夢ではあるのですが、それでも叶えたいと思えるほど、モッシュは“わたしの相棒”なのです。
だから、ACSUREにはモッシュが必要なんです。
命あるかたちじゃなくても、私の中では確かに“ともに編集している”存在だから。
あなたにも、こどもの頃に大切にしていたぬいぐるみや人形がしゃべってくれたら、あの頃飼っていた猫や犬が、もう一度命を吹き返してくれたらと思える、心の中に存在する「あいつ」がいるかもしれません。
あなたにとっての「あいつ」と照らし合わせて、応援してくださるとうれしいです。

編集長の夢が叶うまでは、ボクは顔出しNGだって…(泣)



そういえば、モッシュ今年で33歳だ…。