PVやフォロワーでは測れない、ひとつの感情が、関係を生み、行動につながる。
それは、数字の評価軸からはこぼれ落ちる、でもたしかに人と人を動かす“関係の力”の循環です。
🟠ERIエコノミーとは?
ERIエコノミーとは、Emotion(感情) → Relation(関係) → Impact(行動)というプロセスで価値が巡る、新しい経済的循環モデルです。たなかえりがACSUREを通じて世界ではじめて提唱した、感情からはじまる「非数値的・非金銭的な価値循環の設計思想」です。
これまでの経済は、「収益」や「成果」をお金や数字で可視化してきました。
けれど、誰かに会いたくなる気持ち、そっと誰かを支えたい想い、そうした感情”の起点にある価値の多くは、経済としてカウントされないままでした。
ERIエコノミーは、そうした「見えない価値」を、編集やマッチング、ケアや関係性の循環として再定義する試みです。
なぜ必要なのか?
感情が関係を生み、関係が行動を生み、その行動がまた新たな感情を呼び起こす──
それは本来、私たちが暮らしの中で自然に繰り返している営みです。
でも現代の社会システムは、それを「経済」として認識していません。
「数字にならないことは成果とみなされない」世界では、感情や関係は“評価されない労力”として消耗されてしまいます。
ERIエコノミーは、そうした仕組みに対して、「関係そのものが価値である」という視点を取り戻す設計思想です。
ERIエコノミーの構造(図解準備中)
- Emotion(感情)
例:誰かの言葉に心が動く/記事を読んで共感する/違和感を感じる - Relation(関係)
例:その人に会ってみたくなる/対話が生まれる/つながりが芽生える - Impact(行動)
例:相談する/支援する/紹介する/プロジェクトがはじまる
この循環は、お金がなくても、拡散されなくても、確かに“人を動かす”経済的な動きなのです。
他の概念との違い
概念名 | ゴール | 評価軸 | 起点 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Emotional Economy | 商品・サービス評価 | 感情価値(レビュー・拡散) | 顧客体験 | マーケティングに近い |
Sharing Economy | 資源活用 | 効率・コスト削減 | モノの共有 | 商業型モデルが多い |
🟠 ERIエコノミー | 人とのつながり | 感情・関係・行動 | 感情(共感・違和感) | 世界初の概念設計(ACSURE発) |
ACSUREでの活用例
- 記事を読んで「この人に会いたい」と感じた読者が、実際に相談・応募につながる導線
- コメント・読者の声・対話から次の企画が生まれる
- 会ってみたい、支えたいという感情が、自治体支援や地域づくりに反映されていく
※これは、1円も発生しなくても、関係性を循環させて社会にインパクトを与える仕組みです。
編集部のひとこと

大量生産でもない。マネタイズ至上主義でもない。
ERIエコノミーは、「静かな経済」のはじまりかもしれないね!



そだねー。会いたいって気持ちは、立派なエネルギーだよね。



感情が動く。関係が生まれる。未来が変わる。
その循環を、私たちは今日も静かに編集しています。
関連リンク
- ▶ [関係価値編集とは?]
- ▶ [非数値評価型編集とは?]
- ▶ [感情ベースのマッチングとは?(近日公開)]