概要定義
REX(Relational Experience)とは、感情や信頼、気づきを通じて「関係性そのもの」を体験として編集・デザインする手法。情報や物語の一方通行ではなく、「体験を通じて、関係が育つ」構造を設計する思想です。
ACSUREでは、CET導線、アクシュ体験、モニター記事などに体現されています。
UXやCXのようなユーザー中心設計とは異なり、REXは関係の双方向性や感情の循環性を重視。
相手を“対象”として扱うのではなく、共に“つくる関係”として位置づけています。
提唱者・初出
提唱者:田中恵理(たなかえり)
初出:感情経済構造論(2025)
分類:🟠 世界初
なぜREXが必要なのか?
従来のUX(ユーザー体験)やCX(顧客体験)は、「どう満足させるか」「どのように効率よく成果につなげるか」という“設計者側”の視点が主でした。
しかし、信頼が育ち、行動につながる関係には、一方通行ではなく“育ち合う余白”が必要です。
SNSや地域活動、ケアの現場でも、「伝えたけれど、つながらない」──そんな課題に直面することがあります。
REXは、体験そのものを媒介として、感情や問いが行き来する“循環する関係”を育てるために生まれました。
REXの構成要素と視点
要素 | 内容 | 形式の例 |
---|---|---|
関係起点 | 出会いから関係性を育てる | モニター記事、紹介文 |
感情循環 | 共感・問い・信頼が双方向に行き交う | CET設計、往復書簡、対話記事 |
共同編集性 | 相手との共創視点を持つ | アクシュ導線、コラボ記事 |
記憶性 | あとから効いてくる体験として残る | 写真・物語・ナラティブ構造 |
REXは「印象的な体験」ではなく、「静かに記憶に残る関係の設計」を目指します。
“つながる前提”ではなく、“つながるかもしれない余白”をつくる技術とも言えます。
関連する概念とのつながり
概念名 | 関係性の解説 |
---|---|
🟠 CET(Call to Emotion & Thought) | 読後に“問い”が芽吹く導線。REXの感情起点としての実装基盤 |
🟠 ERIエコノミー | REXで育まれた関係性を、社会や経済に循環させるモデル |
🟠 関係価値編集 | 数字ではなく“関係性の芽生え”を成果と見なす編集思想。REXはその体験版 |
学問的背景と理論支柱
学問領域 | 内容 |
---|---|
感情社会学 | 感情と社会行動の相互作用を読み解く理論的基盤 |
実践デザイン論 | 関係や共創を設計の対象とする思想的枠組み |
編集工学 | 感情・問い・関係を“編集構造”として捉える、ACSURE的な補助思想 |
英語表記・略称
英語表記:Relational Experience Design
略称:REX
関連概念:Participatory Design/Empathy Mapping/Social UX
静かな関係は、体験から芽吹く
REX(Relational Experience Design)は、「つながりを前提としない」けれど、「つながるかもしれない希望」を育てるための設計思想です。
それは、声の大きい情報ではなく、心に残るやりとりや、あとからふと思い出す体験の中にあります。
“情報”から“関係”へ。“効果”から“共鳴”へ。
REXは、そうした編集の静かな革命を支える言葉です。